女性不妊のキャッチアップ障害について

キャッチアップ障害とは卵子が卵管に吸い込まれない症状のこと

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「不妊症だけど、原因がよくわからない…」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。もしかしたら、「キャッチアップ障害」かもしれません。これは、卵巣から飛び出た卵子が、卵管に吸い込まれないという症状のことです。受精の場所は卵管です。ここに卵子が運ばれない場合には、赤ちゃんを授かれません。

一般の検査では分からない…!あなたもキャッチアップ障害かも


最近、研究が進んできて注目を浴びているのが「キャッチアップ障害」です。妊娠するためには、排卵がきちんと行われていなければなりません。

排卵のメカニズムを簡単に説明しますと…

  • 1.卵巣内部で、卵胞が膨らみ始める
  • 2.卵胞・卵巣から大きくなった卵子が、腹腔に飛び出す
  • 3.卵管采(らんかんさい)によって、出てきた卵子が卵管にすくい取られる

3の作用を、「キャッチアップ(ピックアップ)」と呼びます。この機能に障害が起きて、卵子が卵管へと導かれない。これが、「キャッチアップ障害」と呼ばれているものです。

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卵管采の異常は、一般的な不妊症検査では判断することができません。内視鏡(腹腔鏡)によって、腹腔の内部を覗かなければならないのです。

この特殊な検査をしていない場合、「原因不明」と判断されることもあります。「理由がよく分かっていない不妊症の多くは、この障害によるものだ」、という考えもかなり強くなってきています。
※『原因不明不妊』のページも参考にして下さい。

どうして不妊につながるのか?


卵子と精子とが出会う場所は、卵管です。キャッチアップ機能が不調ですと、卵子が卵管に入らなくなってしまい、受精ができなくなります。その結果、不妊となってしまうわけです。

キャッチアップ障害の原因と治療


卵管采の位置・形に異常があったり、癒着が起きていたりしますと、うまくキャッチアップをすることができなくなってしまいます。その原因として一番多いのは、クラミジア感染・子宮内膜症などによる「癒着」です。

症状がそこまでひどくない場合には、剥離手術によって治療をすることができます。癒着の程度が強い場合には、手術と並行して体外受精を行うこともあります。
※『体外受精』もご参照下さい

原因不明の不妊症で悩んでいる方は、かなりの数に上ります。そのような方は、キャッチアップ障害の検査が有効かもしれません。最近では、腹腔鏡の検査を実施している病院も増えてきました。かかりつけのお医者さんに、一度相談してみましょう。

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