女性不妊の排卵障害について

排卵障害は不妊原因の中でも25%を締める

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基礎体温が低温と高温に分かれていない…そんな場合には、排卵機能に異常があるかもしれません。不妊症の原因の25%を占めているのが、排卵障害です。卵子が成熟しない場合や、卵巣の外に飛び出す(排卵)ことができない場合には、「排卵障害」と診断されます。

排卵障害と不妊との関係


卵子の成長や排卵がうまくいかない状態のことを、「排卵障害」と呼びます。女性が赤ちゃんを授かるためには、卵巣から卵管へと成熟した卵子が飛び出なければなりません。

  • 卵子が成熟しないまま卵管へ排出された場合→受精や細胞分裂がうまくいかず、妊娠に至らない
  • 卵巣から卵管へうまく排出されない場合→受精は卵管で行われるので、妊娠することができない

排卵障害かどうかを見極めるためには?


以上の現象は体内で起きていますので、目で見て確認するというわけにはいきません。排卵に障害があるかどうかを見極めるためには、ふだんから基礎体温を測っておくことが重要です。排卵が起こる前には基礎体温は低くなり、排卵後には高くなります。このような変動が確認できない場合には、排卵機能に異常がある可能性があります。

ただし、きちんと基礎体温が変動している場合でも、実は排卵ができていないことがあります。また、卵子が成熟していない場合も考えられます。ですから、不妊症の場合には、さらに超音波検査などで詳しい検査を行います。この検査で異常がなかった場合には、性交渉のタイミングなどを図る治療がメインとなります。
※『タイミング療法』参照

どうして排卵の障害が起こるのか?


様々な原因が存在しています。

1.ストレスや食生活の乱れ、環境ホルモンなどによって悪い影響が及んでいる場合

生活習慣や環境によって、排卵機能が衰えることも珍しくはありません。
※カテゴリー『不妊に悪影響を及ぼすこと』参照

2.特定の病気が原因の場合

具体的には、以下のような病気によって排卵の異常が引き起こされます。

  • 多のう胞性卵巣症候群:排卵できないような小さい卵胞(卵子が入っている細胞)がたくさんできる
  • 高プロラクチン血症:プロラクチンというホルモンが過剰分泌されることで、排卵が止まってしまう
  • 性腺刺激ホルモン分泌障害:排卵をするように指令するホルモンに異常が起きる
  • 卵巣機能低下:卵巣の機能自体が下がってしまう
  • 黄体化未破裂卵胞:卵子がきちんと成長するのに、卵胞から飛び出せない状態

以上の診断が下った場合には、投薬や手術によって治療をしていくこととなります。

※これらは病気ですので、診察によって判断することが可能です。治療方法も医師がしっかり指導をしてくれます。

この他、卵管にうまく卵子が吸い込まれない場合も、排卵障害の一種だといえます。
※詳しくは『キャッチアップ障害』をご覧下さい。

3.原因不明の場合

不妊症は、原因がよく分からない場合もあります。排卵がうまくいっていないことは明らかでも、その理由がわからないという場合もあります。

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