代理母出産という選択について

代理母出産という選択もある

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不妊治療の成功率は、必ずしも高いとは言えません。諦めずに継続していれば、80〜90%程度の確率で妊娠できます。しかし、それでも治療が功を奏しない場合もあります。

そういった場合には、他の道を模索する必要も出てくるでしょう。代替手段の一つが、「代理母出産」です。これは、第三者に妊娠・出産を引き受けてもらう、という方法です。

代理母出産とは?


子宮がんで子宮を全摘した場合や、不妊治療が失敗に終わってしまった場合に活用されている制度です。自分以外の女性(代理母)のお腹を借りて、妊娠・出産をしてもらうわけです。

代理母出産には、2種類のものが存在しています。

1.借り腹:夫の精子と、自分の卵子で受精卵を作り、それを第三者の子宮に着床させる
妊娠・出産してもらうのは、第三者です。しかし、生まれてくる子供は夫婦と血が繋がっています。

2.狭い意味での代理母出産:夫の精子と第三者の卵子を使って受精卵を作り、第三者に生んでもらう
この方法を採った場合には、自分と生まれてくる子どもとの間には、血のつながりがありません。

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代理母出産の問題点


この方法には、数多くの問題点もあります。

1.原則的に国内では実施されていない

特別養子制度を使うことで、日本でも代理母出産をすることができます。しかし、倫理上の観点から、医師会はこの方法を基本的には容認していません。アメリカなど、この方法が数多く実施されている国に行くしかないわけです。

2.心理的な抵抗

自分の卵子を使うにせよ、第三者から提供してもらうにせよ、今までの価値観とは大きく異なる制度であることは事実です。そのため、代理母出産に抵抗がある人も多いようです。夫婦が納得・希望している場合であっても、その周辺が強く反対するケースも珍しくはありません。

3.代理母が子どもに情を持ってしまう

アメリカでは、この問題が深刻化しています。やはり自分の腹を痛めて産んだ赤ちゃんですから、どうしても情が移ってしまうわけです。

4.代理母の問題

黒人・貧困層など、お金に困っている人が代理母を引き受けているという現状もあります。これも道徳的な観点から、大きな問題となっています。

5.情を持てるかどうか

3とは逆に、生まれてきた子どもに対して、愛情を感じることができるかどうかも問題となります。

以上のように、数多くの問題がある制度ですが、この方法を希望する人が多いのも事実です。どうしても子供が生まれない。そんなカップルのための、最後の選択肢となっています。

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