女性不妊の子宮因子について

子宮因子とは不妊の原因が子宮のトラブルにあること

このエントリーをはてなブックマークに追加

「赤ちゃんを作るために一番重要な臓器は?」と聞かれますと、多くの方が「子宮」と答えるのではないでしょうか。子宮は、妊娠が成立する大切な場所です。ここに各種の障害が起きてしまいますと、着床障害が起きてしまい、不妊につながってしまいます。
※妊娠と着床の関係については『着床障害』のページをご覧下さい。

子宮と不妊


女性不妊は、各種の臓器に問題があることが主要な原因です。子宮のトラブルが不妊の原因となっている場合、その要因を「子宮因子」と呼びます。子宮の内側の膜(子宮内膜)に受精卵が根付きますと、妊娠が成立します。子宮に様々な問題がある場合には、着床できません。医学界では「着床=妊娠成立」とされています。子宮にトラブルがありますと、不妊症になってしまいます。

スポンサーリンク


子宮因子の種類


着床障害の原因となる子宮のトラブル。これには、様々な種類のものが存在します。

<各種腫瘍がある場合>
子宮にコブなどがありますと、受精卵がうまく根付かなくなってしまいます。
子宮内膜症(子宮腺筋症)
子宮の内側を覆っている膜のことを、「子宮内膜」と呼びます。これが何らかの原因(※)で、子宮内の空洞以外の場所(卵管や卵巣など)に飛んで根付いてしまうのが、「子宮内膜症」です。その中でも、内膜が子宮の筋部に入り込んで分厚くなった状態は、「子宮腺筋症」と呼ばれています。
※原因は現段階では、特定されていません。

子宮内膜ポリープ
内膜に小さなコブができる症状です。腫瘍自体は良性のものですが、着床の邪魔をしてしまうことがあります。

子宮筋腫
子宮の筋肉の部分にコブができる病気です。子宮の様々な場所にできます。直径5cmを超えるような大きなものは、手術などで取り除く必要があります。

<子宮自体に問題がある場合>
発育不全
子宮が十分に成熟していない状態です。機能も十分ではないため、不妊症になりやすくなります。

奇形
生まれつき子宮が変わった形をしている場合です。症状によっては、手術が必要となります。

<子宮の内膜に問題がある場合>
内膜が薄い
子宮内膜は、排卵後に分厚くなって着床の準備をします。これがうまくいきませんと、妊娠に至ることができません。原因は、ホルモン不足や炎症など多様です。

子宮内膜増殖症
逆に、子宮の内膜が厚くなりすぎて、着床しづらくなる病気です。加齢・食生活・肥満などが原因です。

忘れてはならないのが子宮ガン(子宮体ガン)です。多くの場合には、子宮を全摘出して転移を防ぐのが、最善の治療法となります。この場合、妊娠できなくなってしまうため、養子などの検討をしていなければなりません。
※『代理母出産という選択』・『養子という選択』参照

スポンサーリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加